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2010年01月29日(金)更新

【社長のためのブログ道】vol.23 経営者会報ブログと無料ブログで相乗効果を

●経営者会報ブログと無料ブログで相乗効果を

ある経営者会報ブロガーから
「これまで続けていた無料ブログをどうしたらいいか」
という質問を頂戴しました。

そこで今回は「経営者会報ブログと無料ブログで相乗効果を上げる」方法を
ご紹介いたしましょう。
 
●無料ブログの知られざる短所

無料ブログの主な長所は、
 
1 無料であること
2 会員が多ければアクセス増
3 検索エンジンに強いこと

の3点です。
一方で、経営者が使うには致命的な短所もあります。
 
1 商用利用は原則禁止
露骨な販促サイトは
基本的にアウトなところが大半です。
 
2 規約を破るとブログ削除
商用サイトと見なされると、
通知なしにブログが削除されることがあります。
人気が出てアクセスが増えるほど危険です。
 
3 データ保管責任がないこと
無料ブログですから、突然、事故で記事データが消えても
文句は言えません。

4 著作権に制限があること
無料ブログの文書を出版する際、
運営業者にも権利がある場合、書き直しが必要です。
将来、社史、カタログ、出版などに活用したいなら要注意です。

5 他社の広告が入る
無料ブログ運営業者は、会員が増えた時点で
広告ビジネスを展開するのが普通です。
社長ブログに、競合会社の広告が出ていたら笑うに笑えません。
 
●経営者会報ブログの長短所

無料ブログの五大短所を解消するのが経営者会報ブログです。
正々堂々と自社の宣伝をしても、突然消されたり消えたりする心配はないのです。
書き溜めた記事を将来出版するのも自由です。

しかも、社名と個人名を公開した経営者だけが参加できる、
特別な場で発信して「ブロガーの品格」を高めることもできます。

ただし経営者会報ブログにも短所はあります。
まず月額1万円の会費という、サービスコストがかかります。

それ以上の問題は、アクセスしてくれる人の質が高い反面、
幅広い読者を確保しづらいという点です。

経営者会報ブログを主にご覧になるのは
経営者やビジネス関係の記者で、少数精鋭の価値ある読者です。

しかしエンドユーザーたる一般の個人読者を増やすには
会員数が多い無料ブログの方が有利でしょう。

そこで、お勧めなのは、経営者会報ブログを本拠地にしつつ、
無料ブログを集客のための
「コストがかからない外部拠点」として使う戦略です。
 
●2つのブログを手間なく連携

特別に難しい方法が必要なわけではありません。
まずは以下の点に気をつけて、経営者会報ブログに記事を書きます。

1 記事トップに写真
冒頭にわかりやすく興味を惹きやすい写真を
1枚おきます。
 
2 最初の数行で概要説明
新聞でいうとリードにあたる
5W1Hを短くまとめます。

3 写真と概要をコピー
上記の冒頭部分だけをコピーして、
外部ブログの新規記事として貼り付けます。

4 経営者会報ブログにリンク
外部ブログの最後に「続きはこちら」として、
経営者会報ブログへのリンクをはります。
 
これで、2つのブログの冒頭は
同じ見かけの記事になりました。

社長ブログへの入り口が2つになったので
アクセスも増えるはずです。

しかし、外部ブログで最後まで記事を読むには、
経営者会報ブログに飛ばなくてはなりません。

商売に直結する最後のお勧めリンクや、
自分の知見や感慨など、
将来、社史や著書に使いたい重要な文章は、
外部の無料ブログには書かずに、
経営者会報ブログに記します。

そうすれば、大切な文書の数々が著作権で制約を受けたり、
突然消されたりするリスクを回避できるのです。

コピー&ペーストを使った一連の外部ブログへの記事追加は、
慣れれば2~3分でできます。

既に外部の無料ブログを活用している人もいない人も、
経営者会報ブロガーへの入り口として、ぜひ有効活用しましょう。
読者層を広げ、読者数も増やせるはずです。


のーと
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。『「すぐやる!」技術』『「認められる!」技術』など著書多数。最新刊は、『「すぐやる!」技術実践ノート』(以上、日本実業出版社刊)http://kume.keikai.topblog.jp/


※本ブログは今回が最終回となります。
ご愛読ありがとうございました。(経営者会報ブログ事務局)

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ボードメンバープロフィール

board_member

くめ のぶゆき氏

久米信行(くめ・のぶゆき)

1963年東京下町生まれのTシャツメーカー三代目。

慶應義塾大学経済学部卒業後、87年、イマジニア株式会社に入社。ファミコンゲームソフトのゲームデザイナー兼飛び込み営業を担当する。
88年に日興證券株式会社に転職し、資金運用・相続診断システムの企画開発、ファイナンシャル・プランナー研修で活躍。
94年に家業である久米繊維工業株式会社の代表取締役に就任。

日本でこそ創りえるTシャツを目指し、グリーン電力とオーガニックコットンを生かす環境品質と、
クリエイターとJapanCoolを共創する文化品質を追求。
個人的なTシャツコレクションも数千枚に及び、全国のTシャツアート展・ワークショップ・エコイベントを支援する。

明治大学商学部「ベンチャービジネス論/起業プランニング論」講師。NPO法人CANPANセンター理事。東京商工会議所墨田支部IT分科会長。社団法人墨田区観光協会理事。

著書に、10万部を突破した『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社)、
Amazonでビジネス3部門第1位を獲得した『メール道』と『ブログ道』(ともにNTT出版)がある。
連載は、「経営者会報」「日経パソコン」「日経ネットマーケティング」「日経トップリーダー」ほか多数。

Twitter ID @nobukume
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