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2010年01月29日(金)更新
【社長のためのブログ道】vol.23 経営者会報ブログと無料ブログで相乗効果を
●経営者会報ブログと無料ブログで相乗効果を
ある経営者会報ブロガーから
「これまで続けていた無料ブログをどうしたらいいか」
という質問を頂戴しました。
そこで今回は「経営者会報ブログと無料ブログで相乗効果を上げる」方法を
ご紹介いたしましょう。
●無料ブログの知られざる短所
無料ブログの主な長所は、
1 無料であること
2 会員が多ければアクセス増
3 検索エンジンに強いこと
の3点です。
一方で、経営者が使うには致命的な短所もあります。
1 商用利用は原則禁止
露骨な販促サイトは
基本的にアウトなところが大半です。
2 規約を破るとブログ削除
商用サイトと見なされると、
通知なしにブログが削除されることがあります。
人気が出てアクセスが増えるほど危険です。
3 データ保管責任がないこと
無料ブログですから、突然、事故で記事データが消えても
文句は言えません。
4 著作権に制限があること
無料ブログの文書を出版する際、
運営業者にも権利がある場合、書き直しが必要です。
将来、社史、カタログ、出版などに活用したいなら要注意です。
5 他社の広告が入る
無料ブログ運営業者は、会員が増えた時点で
広告ビジネスを展開するのが普通です。
社長ブログに、競合会社の広告が出ていたら笑うに笑えません。
●経営者会報ブログの長短所
無料ブログの五大短所を解消するのが経営者会報ブログです。
正々堂々と自社の宣伝をしても、突然消されたり消えたりする心配はないのです。
書き溜めた記事を将来出版するのも自由です。
しかも、社名と個人名を公開した経営者だけが参加できる、
特別な場で発信して「ブロガーの品格」を高めることもできます。
ただし経営者会報ブログにも短所はあります。
まず月額1万円の会費という、サービスコストがかかります。
それ以上の問題は、アクセスしてくれる人の質が高い反面、
幅広い読者を確保しづらいという点です。
経営者会報ブログを主にご覧になるのは
経営者やビジネス関係の記者で、少数精鋭の価値ある読者です。
しかしエンドユーザーたる一般の個人読者を増やすには
会員数が多い無料ブログの方が有利でしょう。
そこで、お勧めなのは、経営者会報ブログを本拠地にしつつ、
無料ブログを集客のための
「コストがかからない外部拠点」として使う戦略です。
●2つのブログを手間なく連携
特別に難しい方法が必要なわけではありません。
まずは以下の点に気をつけて、経営者会報ブログに記事を書きます。
1 記事トップに写真
冒頭にわかりやすく興味を惹きやすい写真を
1枚おきます。
2 最初の数行で概要説明
新聞でいうとリードにあたる
5W1Hを短くまとめます。
3 写真と概要をコピー
上記の冒頭部分だけをコピーして、
外部ブログの新規記事として貼り付けます。
4 経営者会報ブログにリンク
外部ブログの最後に「続きはこちら」として、
経営者会報ブログへのリンクをはります。
これで、2つのブログの冒頭は
同じ見かけの記事になりました。
社長ブログへの入り口が2つになったので
アクセスも増えるはずです。
しかし、外部ブログで最後まで記事を読むには、
経営者会報ブログに飛ばなくてはなりません。
商売に直結する最後のお勧めリンクや、
自分の知見や感慨など、
将来、社史や著書に使いたい重要な文章は、
外部の無料ブログには書かずに、
経営者会報ブログに記します。
そうすれば、大切な文書の数々が著作権で制約を受けたり、
突然消されたりするリスクを回避できるのです。
コピー&ペーストを使った一連の外部ブログへの記事追加は、
慣れれば2~3分でできます。
既に外部の無料ブログを活用している人もいない人も、
経営者会報ブロガーへの入り口として、ぜひ有効活用しましょう。
読者層を広げ、読者数も増やせるはずです。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。『「すぐやる!」技術』『「認められる!」技術』など著書多数。最新刊は、『「すぐやる!」技術実践ノート』(以上、日本実業出版社刊)http://kume.keikai.topblog.jp/
※本ブログは今回が最終回となります。
ご愛読ありがとうございました。(経営者会報ブログ事務局)
ある経営者会報ブロガーから
「これまで続けていた無料ブログをどうしたらいいか」
という質問を頂戴しました。
そこで今回は「経営者会報ブログと無料ブログで相乗効果を上げる」方法を
ご紹介いたしましょう。
●無料ブログの知られざる短所
無料ブログの主な長所は、
1 無料であること
2 会員が多ければアクセス増
3 検索エンジンに強いこと
の3点です。
一方で、経営者が使うには致命的な短所もあります。
1 商用利用は原則禁止
露骨な販促サイトは
基本的にアウトなところが大半です。
2 規約を破るとブログ削除
商用サイトと見なされると、
通知なしにブログが削除されることがあります。
人気が出てアクセスが増えるほど危険です。
3 データ保管責任がないこと
無料ブログですから、突然、事故で記事データが消えても
文句は言えません。
4 著作権に制限があること
無料ブログの文書を出版する際、
運営業者にも権利がある場合、書き直しが必要です。
将来、社史、カタログ、出版などに活用したいなら要注意です。
5 他社の広告が入る
無料ブログ運営業者は、会員が増えた時点で
広告ビジネスを展開するのが普通です。
社長ブログに、競合会社の広告が出ていたら笑うに笑えません。
●経営者会報ブログの長短所
無料ブログの五大短所を解消するのが経営者会報ブログです。
正々堂々と自社の宣伝をしても、突然消されたり消えたりする心配はないのです。
書き溜めた記事を将来出版するのも自由です。
しかも、社名と個人名を公開した経営者だけが参加できる、
特別な場で発信して「ブロガーの品格」を高めることもできます。
ただし経営者会報ブログにも短所はあります。
まず月額1万円の会費という、サービスコストがかかります。
それ以上の問題は、アクセスしてくれる人の質が高い反面、
幅広い読者を確保しづらいという点です。
経営者会報ブログを主にご覧になるのは
経営者やビジネス関係の記者で、少数精鋭の価値ある読者です。
しかしエンドユーザーたる一般の個人読者を増やすには
会員数が多い無料ブログの方が有利でしょう。
そこで、お勧めなのは、経営者会報ブログを本拠地にしつつ、
無料ブログを集客のための
「コストがかからない外部拠点」として使う戦略です。
●2つのブログを手間なく連携
特別に難しい方法が必要なわけではありません。
まずは以下の点に気をつけて、経営者会報ブログに記事を書きます。
1 記事トップに写真
冒頭にわかりやすく興味を惹きやすい写真を
1枚おきます。
2 最初の数行で概要説明
新聞でいうとリードにあたる
5W1Hを短くまとめます。
3 写真と概要をコピー
上記の冒頭部分だけをコピーして、
外部ブログの新規記事として貼り付けます。
4 経営者会報ブログにリンク
外部ブログの最後に「続きはこちら」として、
経営者会報ブログへのリンクをはります。
これで、2つのブログの冒頭は
同じ見かけの記事になりました。
社長ブログへの入り口が2つになったので
アクセスも増えるはずです。
しかし、外部ブログで最後まで記事を読むには、
経営者会報ブログに飛ばなくてはなりません。
商売に直結する最後のお勧めリンクや、
自分の知見や感慨など、
将来、社史や著書に使いたい重要な文章は、
外部の無料ブログには書かずに、
経営者会報ブログに記します。
そうすれば、大切な文書の数々が著作権で制約を受けたり、
突然消されたりするリスクを回避できるのです。
コピー&ペーストを使った一連の外部ブログへの記事追加は、
慣れれば2~3分でできます。
既に外部の無料ブログを活用している人もいない人も、
経営者会報ブロガーへの入り口として、ぜひ有効活用しましょう。
読者層を広げ、読者数も増やせるはずです。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。『「すぐやる!」技術』『「認められる!」技術』など著書多数。最新刊は、『「すぐやる!」技術実践ノート』(以上、日本実業出版社刊)http://kume.keikai.topblog.jp/
※本ブログは今回が最終回となります。
ご愛読ありがとうございました。(経営者会報ブログ事務局)
2009年03月27日(金)更新
【社長のためのブログ道】vol.22 社長ブログと会社ホームページの連携法
●社長ブログと会社ホームページの連携法
会社のHPが「居城の本丸」だとすれば、
社長ブログは戦略的重要地点・地帯に築かれた
「要塞」の一つということになるでしょう。
すなわち社長ブログは、会社のHPよりも、
お客様・お取引先様や、競合相手により近いところに置かれます。
そこで、社長自らが「ブログ記事=バーチャルな影武者」を使って、
より効果的な広報宣伝と集客活動を繰り返します。
そして、最後は本丸と連携しながら、強力な営業力を発揮するのです。
今回は、社長ブログから会社のHPやオンラインショップに対して、
いかに紹介リンクすれば効果的かを考えます。
●社長ブログが検索戦勝利の要
ネット上での戦いは、検索エンジン上での戦いとも言い換えられます。
グーグルやヤフーを使って主力商品・業種・社名で検索した時に
「自社のHPが上位に表示されるかどうか」で
新規顧客獲得の成否が大きく左右されるからです。
ここで、社長ブログが効力を発揮します。
会社のHPしかない会社と、経営者会報ブログのような
外部の有力サイトから会社のHPにリンクされている会社とでは
自ずと検索結果に差が出るのです。
たとえば、今「久米繊維工業」とグーグルで検索すると、
1位は自社オンラインショップ、2位は会社HP、3位に社長ブログが表示されます。
この社長ブログからのリンクが、オンラインショップと会社HPの上位表示に
貢献していることは疑いありません。
●三大事前準備=題名リンク+リンク集+ブログ署名
経営者会報ブログでは、基本設定で、
タイトル部分の会社ロゴ社名から会社のHPに
自動的にリンクが張られています。
私の場合、ここでは会社案内のHPではなく
オンラインショップにリンクしています。
メーカーとしては法人のお客様が大切ですが、
個人向けオンラインショップを見て電話を下さる法人のお客様も多いからです。
さらに、多くのブログの基本メニューである
リンク集を活用します。
ここでは会社のHPはもちろん、オンラインショップ、
社員のブログなど関連サイトに、くまなくリンクを張り、
すべてのリンク先サイトの検索エンジン対策に役立てています。
なお、メールと同じように、ブログ記事を書いた文末には
必ず電子署名を添えましょう。
主要サイトに加えて、今のお勧め商品へのリンクを添えるのも効果的です。
ブログ署名は事前に作っておいて
コピー&ペーストで簡単に文末に明記できるようにしておきましょう。
●毎回の記事でリンクする
何より重要なのは、毎回の記事で紹介した
「お勧め情報」に関するリンクです。
キーワード検索で探してくださった見込客に加え、
いつも読んでくださる固定読者が
「その気になってリンクボタンを押してくれる」
最重要リンクだからです。
ブログ記事の結びは「読者に役立つリンク」にするのが親切です。
ここで、どのサイトのどんなページにリンクするかがセンスの見せ所です。
ある商品を勧めるならば、
読者がすぐにネットで買い物ができる個別商品の販売ページがよいでしょう。
ここで欲張り、トップページや商品一覧ページにリンクすると、
読者はもう一度商品探しから始めなければなりません。
お客様が欲しいのは、まさにブログで紹介されていた
「目の前にある商品」です。
商品記事に飛べなければ期待を裏切ることになります。
同様に「お勧めのお店」であれば地図や予約ページに、
「法人向けサービス」であれば、
資料請求や問合せページにリンクすれば、
目的が果たせて親切です。
こうしてお勧め商品やサービスについて
一つずつ心を込めて記事を書き、
自社サイトにリンクを重ねていけば、
検索エンジンとお客様の目に留まり、
集客につながることでしょう。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。最新刊は、『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社刊)。http://kume.keikai.topblog.jp/
会社のHPが「居城の本丸」だとすれば、
社長ブログは戦略的重要地点・地帯に築かれた
「要塞」の一つということになるでしょう。
すなわち社長ブログは、会社のHPよりも、
お客様・お取引先様や、競合相手により近いところに置かれます。
そこで、社長自らが「ブログ記事=バーチャルな影武者」を使って、
より効果的な広報宣伝と集客活動を繰り返します。
そして、最後は本丸と連携しながら、強力な営業力を発揮するのです。
今回は、社長ブログから会社のHPやオンラインショップに対して、
いかに紹介リンクすれば効果的かを考えます。
●社長ブログが検索戦勝利の要
ネット上での戦いは、検索エンジン上での戦いとも言い換えられます。
グーグルやヤフーを使って主力商品・業種・社名で検索した時に
「自社のHPが上位に表示されるかどうか」で
新規顧客獲得の成否が大きく左右されるからです。
ここで、社長ブログが効力を発揮します。
会社のHPしかない会社と、経営者会報ブログのような
外部の有力サイトから会社のHPにリンクされている会社とでは
自ずと検索結果に差が出るのです。
たとえば、今「久米繊維工業」とグーグルで検索すると、
1位は自社オンラインショップ、2位は会社HP、3位に社長ブログが表示されます。
この社長ブログからのリンクが、オンラインショップと会社HPの上位表示に
貢献していることは疑いありません。
●三大事前準備=題名リンク+リンク集+ブログ署名
経営者会報ブログでは、基本設定で、
タイトル部分の会社ロゴ社名から会社のHPに
自動的にリンクが張られています。
私の場合、ここでは会社案内のHPではなく
オンラインショップにリンクしています。
メーカーとしては法人のお客様が大切ですが、
個人向けオンラインショップを見て電話を下さる法人のお客様も多いからです。
さらに、多くのブログの基本メニューである
リンク集を活用します。
ここでは会社のHPはもちろん、オンラインショップ、
社員のブログなど関連サイトに、くまなくリンクを張り、
すべてのリンク先サイトの検索エンジン対策に役立てています。
なお、メールと同じように、ブログ記事を書いた文末には
必ず電子署名を添えましょう。
主要サイトに加えて、今のお勧め商品へのリンクを添えるのも効果的です。
ブログ署名は事前に作っておいて
コピー&ペーストで簡単に文末に明記できるようにしておきましょう。
●毎回の記事でリンクする
何より重要なのは、毎回の記事で紹介した
「お勧め情報」に関するリンクです。
キーワード検索で探してくださった見込客に加え、
いつも読んでくださる固定読者が
「その気になってリンクボタンを押してくれる」
最重要リンクだからです。
ブログ記事の結びは「読者に役立つリンク」にするのが親切です。
ここで、どのサイトのどんなページにリンクするかがセンスの見せ所です。
ある商品を勧めるならば、
読者がすぐにネットで買い物ができる個別商品の販売ページがよいでしょう。
ここで欲張り、トップページや商品一覧ページにリンクすると、
読者はもう一度商品探しから始めなければなりません。
お客様が欲しいのは、まさにブログで紹介されていた
「目の前にある商品」です。
商品記事に飛べなければ期待を裏切ることになります。
同様に「お勧めのお店」であれば地図や予約ページに、
「法人向けサービス」であれば、
資料請求や問合せページにリンクすれば、
目的が果たせて親切です。
こうしてお勧め商品やサービスについて
一つずつ心を込めて記事を書き、
自社サイトにリンクを重ねていけば、
検索エンジンとお客様の目に留まり、
集客につながることでしょう。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。最新刊は、『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社刊)。http://kume.keikai.topblog.jp/
2009年01月20日(火)更新
【社長のためのブログ道】vol.21 ブログ署名で会社と社長をPR
●ブログ署名で会社と社長をPR
最近は、文末に「電子署名」をつけないメールを見かけることは、
さすがに少なくなりました。
しかし、ブログの文末に署名をつけている人は
まだ少数派のようです。
匿名・匿プロフィールでブログを書く人が多いからですが、
経営者が、会社・社長のブランディングと集客を目的に書く
「経営者ブログ」では署名が必須でといえます。
■署名記事で文責を明らかに
新聞や雑誌の記事でも、匿名の記事と、
役職と記者名を明らかにした署名記事とでは、
信憑性と重みが違います。
ブログでは、さらに署名記事を書くことが重要です。
ブログの大多数が出所不明、文責不明で、
怪しく思われがちだからです。
企業名、社長名はもちろん、会社概要からプロフィールまで
公開している経営者ブログだからこそ、
堂々と署名を添えて責任を負いたいものです。
「ブログの題名にも名前があるから記事ごとの署名は不要」
という考えもあると思いますが、
検索してたまたま訪れた読者は、お目当ての記事だけを読んで
帰ってしまうこともあるはずです。
題名もプロフィールも見ない方もいるでしょう。
この一期一会の機会をとらえて、
会社名だけでも憶えていただくためにも
記事を読み終えた後に自然に眼がいく
「文末の署名」が効果的なのです。
また、メールと違って画像も表示できるので、
企業ロゴを署名に盛り込むのも効果的です。
このブログ署名の最大の役割は、
会社のwebサイトやネットショップへのリンク誘導です。
ブログ記事を通じて執筆者に関心をもってもらい、
署名にある会社のURLも合わせてクリックしていただくのです。
なお、上級者ブロガーなら
「今お奨めの商品」「新発売の商品」などの一行紹介コピーと
URLをさりげなく添えて、相乗効果を上げたいものです。
■検索エンジン対策にもなる
社長が、経営者会報ブログなど、
社外の有力ブログで書いているのであれば、
ますます署名から会社webサイトへのリンクが重要になります。
多くのロボット型検索エンジンが
「有力サイトからのリンク数」を重視して
表示順位を決めていると思われるからです。
プロフィールやリンク集からは、すでに
会社のwebサイトのトップページにリンクが張られているかもしれません。
しかし、新商品、イベント情報や経営理念、環境方針といった
個別ページにはリンクされていないはずです。
重要キーワードが含まれ、
ぜひ読者に読んでいただきたいページには、
うまく署名リンクを活用したいものです。
■シンプルでくどくない署名法
ただし、せっかくのブログ署名もあまり長すぎると
営業色が強くなって、くどく感じられるかもしれません。
ブログ署名の場合は、メール署名と違い、
長いURLを書かずに済む方法があります。
たとえば、「会社名」と「会社のURL」を
二行で併記する代わりに、
会社名 と1行で記述すればよいのです。
そうすれば、署名に表示されるのは「会社名」だけになり、
そこをクリックすれば、
ちゃんと会社のwebサイトにリンクされます。
問い合わせフォームや問い合わせ方法などを示したページに
リンクすればスマートです。
私の場合、様々な種類のブログ署名、メール署名などを列挙した
テキストファイル「署名.TXT」を作って活用しています。
パソコンのデスクトップ画面に「署名.TXT」を置いて、
すぐに開けるようにしておくのです。
そうすれば、ブログを書く時やメールを書く時など、
文末に簡単にコピー&ペーストができて便利です。
さらに応用するなら、お薦め商品別、リンク先ページ別の
各種ブログ署名を用意しておくとよいでしょう。
そうすれば、まるで日替わり署名のように
変化をつけることもできます。
■会社共通の署名でCI
経営者以外にもブログを書く経営幹部や社員が増えてきたら、
署名も統一したいところです。
会社のロゴや名刺をデザインして統一するのと同じ発想です。
CIの一環として、ブログ署名、メール署名などを
デザインすることが今後は一般的になるでしょう。
一方で、Web2・0時代は社員一人ひとりの個性も大切です。
しかし、個性は、定型署名の中の各社員専用のキャッチコピーや
リンク先の個人ブログで表現するようにしましょう。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。最新刊は、『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社刊)。http://kume.keikai.topblog.jp/
最近は、文末に「電子署名」をつけないメールを見かけることは、
さすがに少なくなりました。
しかし、ブログの文末に署名をつけている人は
まだ少数派のようです。
匿名・匿プロフィールでブログを書く人が多いからですが、
経営者が、会社・社長のブランディングと集客を目的に書く
「経営者ブログ」では署名が必須でといえます。
■署名記事で文責を明らかに
新聞や雑誌の記事でも、匿名の記事と、
役職と記者名を明らかにした署名記事とでは、
信憑性と重みが違います。
ブログでは、さらに署名記事を書くことが重要です。
ブログの大多数が出所不明、文責不明で、
怪しく思われがちだからです。
企業名、社長名はもちろん、会社概要からプロフィールまで
公開している経営者ブログだからこそ、
堂々と署名を添えて責任を負いたいものです。
「ブログの題名にも名前があるから記事ごとの署名は不要」
という考えもあると思いますが、
検索してたまたま訪れた読者は、お目当ての記事だけを読んで
帰ってしまうこともあるはずです。
題名もプロフィールも見ない方もいるでしょう。
この一期一会の機会をとらえて、
会社名だけでも憶えていただくためにも
記事を読み終えた後に自然に眼がいく
「文末の署名」が効果的なのです。
また、メールと違って画像も表示できるので、
企業ロゴを署名に盛り込むのも効果的です。
このブログ署名の最大の役割は、
会社のwebサイトやネットショップへのリンク誘導です。
ブログ記事を通じて執筆者に関心をもってもらい、
署名にある会社のURLも合わせてクリックしていただくのです。
なお、上級者ブロガーなら
「今お奨めの商品」「新発売の商品」などの一行紹介コピーと
URLをさりげなく添えて、相乗効果を上げたいものです。
■検索エンジン対策にもなる
社長が、経営者会報ブログなど、
社外の有力ブログで書いているのであれば、
ますます署名から会社webサイトへのリンクが重要になります。
多くのロボット型検索エンジンが
「有力サイトからのリンク数」を重視して
表示順位を決めていると思われるからです。
プロフィールやリンク集からは、すでに
会社のwebサイトのトップページにリンクが張られているかもしれません。
しかし、新商品、イベント情報や経営理念、環境方針といった
個別ページにはリンクされていないはずです。
重要キーワードが含まれ、
ぜひ読者に読んでいただきたいページには、
うまく署名リンクを活用したいものです。
■シンプルでくどくない署名法
ただし、せっかくのブログ署名もあまり長すぎると
営業色が強くなって、くどく感じられるかもしれません。
ブログ署名の場合は、メール署名と違い、
長いURLを書かずに済む方法があります。
たとえば、「会社名」と「会社のURL」を
二行で併記する代わりに、
会社名 と1行で記述すればよいのです。
そうすれば、署名に表示されるのは「会社名」だけになり、
そこをクリックすれば、
ちゃんと会社のwebサイトにリンクされます。
問い合わせフォームや問い合わせ方法などを示したページに
リンクすればスマートです。
私の場合、様々な種類のブログ署名、メール署名などを列挙した
テキストファイル「署名.TXT」を作って活用しています。
パソコンのデスクトップ画面に「署名.TXT」を置いて、
すぐに開けるようにしておくのです。
そうすれば、ブログを書く時やメールを書く時など、
文末に簡単にコピー&ペーストができて便利です。
さらに応用するなら、お薦め商品別、リンク先ページ別の
各種ブログ署名を用意しておくとよいでしょう。
そうすれば、まるで日替わり署名のように
変化をつけることもできます。
■会社共通の署名でCI
経営者以外にもブログを書く経営幹部や社員が増えてきたら、
署名も統一したいところです。
会社のロゴや名刺をデザインして統一するのと同じ発想です。
CIの一環として、ブログ署名、メール署名などを
デザインすることが今後は一般的になるでしょう。
一方で、Web2・0時代は社員一人ひとりの個性も大切です。
しかし、個性は、定型署名の中の各社員専用のキャッチコピーや
リンク先の個人ブログで表現するようにしましょう。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。最新刊は、『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社刊)。http://kume.keikai.topblog.jp/
2008年12月26日(金)更新
【社長のためのブログ道】vol.20 社長ブログで年頭の挨拶をスマートに
●社長ブログで年頭の挨拶をスマートに
毎年、皆さんのもとにはたくさんの年賀状が届くことでしょう。
そのうち何通が心に残るでしょうか?
大半は、印刷された葉書に、宛名がパソコンで印字された、
半ばダイレクトメールのような体裁のはずです。
これでは、年賀状だというだけで、
心のこもらない一枚の紙切れに過ぎません。
そこで今年は、社長ブログを活用した
スマートで心に響くお年賀の挨拶に挑戦されてはいかがでしょう。
■まずは写真入りでご挨拶
干支のイラストと決まり文句を印刷しただけの年賀ハガキよりも、
インパクトのある写真が使えるブログは有利です。
照れくさくもありますが、年に一度ぐらいはお客様に、
ブログで顔見せしたいところです。
紋付袴もよし、店舗で商品の中に立つもよし、
工場で社員に囲まれるもよし。
会社らしさや社長らしさが伝わり、思わず笑顔が浮かぶ写真を
社員や家族と一緒に考えたいものです。
■今年の夢と決意を表明
写真入りのお年賀の挨拶に続いて
今年の夢と決意を表明してはいかがでしょう。
今年の目標をいくつかに絞って、見出しと2~3行の箇条書きにします。
新商品・新サービス・新店舗・新工場など、
新しく始めることを力強く書けば、
お客様はもちろん、社員にも元気が伝わるはずです。
さらには、ご自身の潜在意識に、
夢と日程を刻みこむ一助にもなるでしょう。
すでにHPに公開している情報があれば、
その写真紹介とURLリンクもお忘れなく。
■10大ニュースを発表
さらに、昨年お客様のために実現した
プロジェクトやイベントなどがあれば
箇条書きにして振り返ります。
いわばわが社と私の10大ニュース発表です。
この時に役立つのは、1年間書き溜めてきたブログ記事です。
10大ニュースを箇条書きにして
該当するブログ記事にリンクを張れば完成です。
お客様が見逃した過去の記事を
目にしてくださる可能性も高いはずです。
もし決意表明と合わせた時に分量が多すぎる場合は、
お年賀ブログ第1弾、第2弾と連載にしてもよさそうです。
■法人と個人の絶妙のバランス
社長のお年賀の挨拶とはいえ、
公私混同メディアとしてのブログの特長を活かして、
適度に個人的な情報も発信したいもの。
中小企業の場合、社長の情報発信が
会社の魅力のアピールにつながるからです。
今年の決意や10大ニュースの中には、
ぜひ、個人的な趣味や旅行の話、
感動した映画や演劇などのお話も盛り込みましょう。
また地域貢献や社会貢献などの活動についても、
さりげなく触れたいところです。
■社長ブログにお年玉を
官製年賀ハガキにお年玉懸賞がつくように、
社長ブログのお年賀ページにお年玉クーポンをつけてもよいかもしれません。
クーポンを印刷して持参していただいたり、
クーポンに書かれた合言葉や答えをメールに書けば、
お年玉がもらえるようにするのです。
たとえば、お年賀の景品を差し上げたり、
商品を割引をしたりという工夫ができるでしょう。
また、ブログにトラックバックをしてくれた方にお年玉というのも一法です。
もちろん、期間限定や数量限定にすることもお忘れなきよう。
■年賀状やメールでブログ誘導
せっかくの社長お年賀ブログも
多くの人に読んでいただかなくてはもったいありません。
そこで、年賀状や年賀メールも合わせて出す場合には、
そこに社長ブログへの誘導URLを必ず明記しましょう。
また、お年賀の挨拶で社員が名刺くばりをするなら、
「社長のお年玉つきお年賀ブログをぜひご覧ください」と
大きく印刷したカードをお渡ししてもよいでしょう。
もちろん、会社のホームページや社員のブログからもリンクをします。
経営者会報ブログで発信している社長仲間のような間柄でしたら
相互にトラックバックをしてもよいと思います。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。最新刊は、『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社刊)。http://kume.keikai.topblog.jp/
毎年、皆さんのもとにはたくさんの年賀状が届くことでしょう。
そのうち何通が心に残るでしょうか?
大半は、印刷された葉書に、宛名がパソコンで印字された、
半ばダイレクトメールのような体裁のはずです。
これでは、年賀状だというだけで、
心のこもらない一枚の紙切れに過ぎません。
そこで今年は、社長ブログを活用した
スマートで心に響くお年賀の挨拶に挑戦されてはいかがでしょう。
■まずは写真入りでご挨拶
干支のイラストと決まり文句を印刷しただけの年賀ハガキよりも、
インパクトのある写真が使えるブログは有利です。
照れくさくもありますが、年に一度ぐらいはお客様に、
ブログで顔見せしたいところです。
紋付袴もよし、店舗で商品の中に立つもよし、
工場で社員に囲まれるもよし。
会社らしさや社長らしさが伝わり、思わず笑顔が浮かぶ写真を
社員や家族と一緒に考えたいものです。
■今年の夢と決意を表明
写真入りのお年賀の挨拶に続いて
今年の夢と決意を表明してはいかがでしょう。
今年の目標をいくつかに絞って、見出しと2~3行の箇条書きにします。
新商品・新サービス・新店舗・新工場など、
新しく始めることを力強く書けば、
お客様はもちろん、社員にも元気が伝わるはずです。
さらには、ご自身の潜在意識に、
夢と日程を刻みこむ一助にもなるでしょう。
すでにHPに公開している情報があれば、
その写真紹介とURLリンクもお忘れなく。
■10大ニュースを発表
さらに、昨年お客様のために実現した
プロジェクトやイベントなどがあれば
箇条書きにして振り返ります。
いわばわが社と私の10大ニュース発表です。
この時に役立つのは、1年間書き溜めてきたブログ記事です。
10大ニュースを箇条書きにして
該当するブログ記事にリンクを張れば完成です。
お客様が見逃した過去の記事を
目にしてくださる可能性も高いはずです。
もし決意表明と合わせた時に分量が多すぎる場合は、
お年賀ブログ第1弾、第2弾と連載にしてもよさそうです。
■法人と個人の絶妙のバランス
社長のお年賀の挨拶とはいえ、
公私混同メディアとしてのブログの特長を活かして、
適度に個人的な情報も発信したいもの。
中小企業の場合、社長の情報発信が
会社の魅力のアピールにつながるからです。
今年の決意や10大ニュースの中には、
ぜひ、個人的な趣味や旅行の話、
感動した映画や演劇などのお話も盛り込みましょう。
また地域貢献や社会貢献などの活動についても、
さりげなく触れたいところです。
■社長ブログにお年玉を
官製年賀ハガキにお年玉懸賞がつくように、
社長ブログのお年賀ページにお年玉クーポンをつけてもよいかもしれません。
クーポンを印刷して持参していただいたり、
クーポンに書かれた合言葉や答えをメールに書けば、
お年玉がもらえるようにするのです。
たとえば、お年賀の景品を差し上げたり、
商品を割引をしたりという工夫ができるでしょう。
また、ブログにトラックバックをしてくれた方にお年玉というのも一法です。
もちろん、期間限定や数量限定にすることもお忘れなきよう。
■年賀状やメールでブログ誘導
せっかくの社長お年賀ブログも
多くの人に読んでいただかなくてはもったいありません。
そこで、年賀状や年賀メールも合わせて出す場合には、
そこに社長ブログへの誘導URLを必ず明記しましょう。
また、お年賀の挨拶で社員が名刺くばりをするなら、
「社長のお年玉つきお年賀ブログをぜひご覧ください」と
大きく印刷したカードをお渡ししてもよいでしょう。
もちろん、会社のホームページや社員のブログからもリンクをします。
経営者会報ブログで発信している社長仲間のような間柄でしたら
相互にトラックバックをしてもよいと思います。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。最新刊は、『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社刊)。http://kume.keikai.topblog.jp/
2008年11月28日(金)更新
【社長のためのブログ道】vol.19 ブログを「社長の履歴書」にする方法
●ブログを「社長の履歴書」にする方法
すでに社長ブログを続けている方なら、
それが「会社案内」や「名刺」よりも有効なことを実感しておられるでしょう。
面談前に社長ブログを見てからお会いする方も増えて、
円滑で濃密なコミュニケーションができるようになっているはずです。
しかし、社長ブログの効能は「会社案内」や「名刺」だけではありません。
ブログを年々続けるうちに、それは社長の生き様を映し、
これまで培った知恵や見識を蓄積する「履歴書」に成長します。
いずれはブログが「社史」に匹敵する文献に集大成されることでしょう。
今回は、自社の5年後10年後を見越して
社長ブログを「社長の履歴書」に進化させる見直し方法を考えます。
■毎年プロフィールを見直す
社長の履歴書は、年々成長しているはずです。
事業拡大に伴い事業所や関連会社が増えているかもしれません。
社会的信用が増して新たな公職に就かれることも多いでしょう。
社内外のメールマガジン・web・雑誌などで
コラム連載が始まっているかもしれません。
幸いにして、経営者会報ブログの場合、
「プロフィール」や「個人経歴」欄には、
印刷物や他のブログのような行数・文字数の制限がありません。
ですから、毎年、少しずつプロフィールを書き足したり、
書き換えたりすることができます。
新たにプロフィールに書き加えるのは大いなる楽しみです。
ご自身の歩み、成長の軌跡を実感して噛み締めることができるでしょう。
■概要と公式webを見直す
プロフィールと合わせて会社概要も見直します。
経営者会報ブログの「会社概要」「主力商品・サービス」には、
必要最低限の情報しか記載されません。
ですから、会社の変貌は主に社長ブログからリンクされる
会社の公式webサイトに表現されることになるでしょう。
したがって、決算期に伴う社長ブログの見直しと合わせて
会社の公式webサイトを吟味することがお勧めです。
三月決算の会社が多いとは思いますが、
いまのうちにその腹づもりでいれば、
スムースに運ぶでしょう。
本年度の事業計画や、新商品・サービス投入は反映されていますか。
社長の頭にある企業イメージはしっかり表現されていますか。
社長ブログと企業の公式webサイトは常に表裏一体です。
共に歩みを合わせて成長する必要があるのです。
■期首期末の総括と決意記事
年末年始のごあいさつもですが、
決算期首期末の総括記事と決意表明に関する記事を
社長ブログに書くことは大切です。
これからは中小企業であっても
年次報告書を社長ブログでも発表する時代になるでしょう。
もちろん決算書の発表は重要ですが、
それよりも、なぜこうした売上と利益になったかの説明が大切です。
弊社でも、業績がよい時も悪い時も
帝国データバンク等の調査機関に決算書と合わせた年次報告書を提出しています。
次の決算後には、ぜひそれを活用してブログで発表ができればと思います。
また、期首期末に合わせて、中期と年次の経営計画を策定している企業も多いでしょう。
その中から、お取引先やお客様にお知らせしたい内容を選んで、
わかりやすく社長ブログでお伝えしたいものです。
■日々の小さな感動、大きな感動
経営計画や年次報告が会社と社長の大枠を映す
「マクロ」の視点だとしたら、日々心動かされる
「小さな感動」や事業の節目で味わう「大きな感動」は「ミクロ」の視点でしょう。
むしろ、「社長の履歴書」で味わい深いのは
日常の「喜怒哀楽」です。
いつもうまくいく事業もなければ
挫折を味わわない人生もないでしょう。
一筋縄ではいかないからこそ、かつてのNHKの「プロジェクトX」は
感動と共感を生んだのです。
社長ブログは広報誌ではありません。
一期一会の「その時の私」を格好をつけずにありのままに書くことです。
信用不安などの恐れからどうしてもその時は書けないならば、
苦境を乗り切った時に書きましょう。
その生き様は、むしろ社長に心から惹かれるファンを
内外に増やすことにつながるでしょう。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。最新刊は、『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社刊)。http://kume.keikai.topblog.jp/
すでに社長ブログを続けている方なら、
それが「会社案内」や「名刺」よりも有効なことを実感しておられるでしょう。
面談前に社長ブログを見てからお会いする方も増えて、
円滑で濃密なコミュニケーションができるようになっているはずです。
しかし、社長ブログの効能は「会社案内」や「名刺」だけではありません。
ブログを年々続けるうちに、それは社長の生き様を映し、
これまで培った知恵や見識を蓄積する「履歴書」に成長します。
いずれはブログが「社史」に匹敵する文献に集大成されることでしょう。
今回は、自社の5年後10年後を見越して
社長ブログを「社長の履歴書」に進化させる見直し方法を考えます。
■毎年プロフィールを見直す
社長の履歴書は、年々成長しているはずです。
事業拡大に伴い事業所や関連会社が増えているかもしれません。
社会的信用が増して新たな公職に就かれることも多いでしょう。
社内外のメールマガジン・web・雑誌などで
コラム連載が始まっているかもしれません。
幸いにして、経営者会報ブログの場合、
「プロフィール」や「個人経歴」欄には、
印刷物や他のブログのような行数・文字数の制限がありません。
ですから、毎年、少しずつプロフィールを書き足したり、
書き換えたりすることができます。
新たにプロフィールに書き加えるのは大いなる楽しみです。
ご自身の歩み、成長の軌跡を実感して噛み締めることができるでしょう。
■概要と公式webを見直す
プロフィールと合わせて会社概要も見直します。
経営者会報ブログの「会社概要」「主力商品・サービス」には、
必要最低限の情報しか記載されません。
ですから、会社の変貌は主に社長ブログからリンクされる
会社の公式webサイトに表現されることになるでしょう。
したがって、決算期に伴う社長ブログの見直しと合わせて
会社の公式webサイトを吟味することがお勧めです。
三月決算の会社が多いとは思いますが、
いまのうちにその腹づもりでいれば、
スムースに運ぶでしょう。
本年度の事業計画や、新商品・サービス投入は反映されていますか。
社長の頭にある企業イメージはしっかり表現されていますか。
社長ブログと企業の公式webサイトは常に表裏一体です。
共に歩みを合わせて成長する必要があるのです。
■期首期末の総括と決意記事
年末年始のごあいさつもですが、
決算期首期末の総括記事と決意表明に関する記事を
社長ブログに書くことは大切です。
これからは中小企業であっても
年次報告書を社長ブログでも発表する時代になるでしょう。
もちろん決算書の発表は重要ですが、
それよりも、なぜこうした売上と利益になったかの説明が大切です。
弊社でも、業績がよい時も悪い時も
帝国データバンク等の調査機関に決算書と合わせた年次報告書を提出しています。
次の決算後には、ぜひそれを活用してブログで発表ができればと思います。
また、期首期末に合わせて、中期と年次の経営計画を策定している企業も多いでしょう。
その中から、お取引先やお客様にお知らせしたい内容を選んで、
わかりやすく社長ブログでお伝えしたいものです。
■日々の小さな感動、大きな感動
経営計画や年次報告が会社と社長の大枠を映す
「マクロ」の視点だとしたら、日々心動かされる
「小さな感動」や事業の節目で味わう「大きな感動」は「ミクロ」の視点でしょう。
むしろ、「社長の履歴書」で味わい深いのは
日常の「喜怒哀楽」です。
いつもうまくいく事業もなければ
挫折を味わわない人生もないでしょう。
一筋縄ではいかないからこそ、かつてのNHKの「プロジェクトX」は
感動と共感を生んだのです。
社長ブログは広報誌ではありません。
一期一会の「その時の私」を格好をつけずにありのままに書くことです。
信用不安などの恐れからどうしてもその時は書けないならば、
苦境を乗り切った時に書きましょう。
その生き様は、むしろ社長に心から惹かれるファンを
内外に増やすことにつながるでしょう。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。最新刊は、『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社刊)。http://kume.keikai.topblog.jp/
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