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2006年04月19日(水)更新
社長のためのブログ道vol.3 社長がブログに取り組む意義
久米信行氏の『社長のためのブログ道』は、「月刊 経営者会報」にて好評連載中です。詳細とご購読のお申し込みは、http://www.njh.co.jp/njs/keikai.htm をご参照ください。(編集部)
●“ホームページ三重苦”の克服(3)
久米繊維工業社長 久米信行
◎ホームページ三重苦(3)デザインがよくない
前回は、「来訪者が増えないこと」と「更新が面倒」の二点を従来型ホームページの弱点として指摘しました。
それに加えて、中堅中小企業のホームページは、情報デザインが洗練されていない場合が多いようです。それは見栄えはもちろんのこと、使い勝手や、情報そのもののデザインにもいえることです。
これまでは、大企業に比べて開発予算が限られているうえ、会社情報や商品情報が未整備だったのでやむを得ない面もあったでしょう。
しかし、優れたブログサービスを活用すれば、美しい見栄えで、どんな読者にとっても情報を探しやすいホームページを簡単につくることができます。情報の中身も毎日地道に更新して充実させていけばよいのです。
いつしか膨大で質の高い会社情報・商品情報さらには社長の叡智のデータベースが構築されていることでしょう。
その意味でも、この「経営者会報ブログ」は、経営者に特化しており、デザイン面でも経営者がメッセージを贈るに足る品格があるといってよいでしょう。
企業・個人のホームページの役割を果たす基本情報を共通メニューで提供しており、プリントアウトすれば、会社案内・社長履歴書の役目も果たすことと思います。
次回以降は、「ブログに何を書いたらよいのかわからない」という方のためのアドバイスを述べていきます。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。http://kume.keikai.topblog.jp/
2006年04月04日(火)更新
社長のためのブログ道vol.2 社長がブログに取り組む意義
久米信行氏の『社長のためのブログ道』は、「月刊 経営者会報」にて好評連載中です。詳細とご購読のお申し込みは、http://www.njh.co.jp/njs/keikai.htm をご参照ください。(編集部)
●“ホームページ三重苦”の克服(2)
久米繊維工業社長 久米信行
今回は、なぜ経営者がブログを書くべきか、従来のホームページに比べてどれだけメリットがあるのか、ご説明します。ホームページの三重苦を克服するには、ブログというツールが最適だと私は考えています。
◎ホームページ三重苦(1)来訪者が増えない
せっかくお金をかけて立派なホームページをつくっても、来訪者が少なくては単なる経費の無駄遣いです。もし、1日100人の来訪者さえ集められないようなら、いますぐ社長ブログを始めるべきでしょう。
ホームページの来訪者数は、検索エンジンで真っ先に表示されるかどうかに左右されますが、ブログはその構造上、通常のホームページよりも検索エンジンの上位に表示されやすい特長があります。
社長ブログで取扱商品やサービスについて情報発信を続けていけば、きっと多くの人の眼に触れることになるでしょう。
◎ホームページ三重苦(2)毎日更新されない
読まれる人気ホームページは、毎日のように情報が更新されています。
一方で、ホームページをこまめに更新せず放置している企業も少なくありません。それは、ホームページの専任担当者がいないことや、更新を外注しているために多大なコストがかかることなどが原因でしょう。
しかし、ブログを活用すれば、社長自らが、それこそメールを書くような気軽さで毎日更新することができます。
朝礼や客先で熱く語ることを、短くとも日々書き続ければ、ホームページの内容は充実していきます。そして検索エンジンの表示順位も上がるのです。
次回も、社長ブログの優位性について述べていきます。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。http://kume.keikai.topblog.jp/
2006年03月27日(月)更新
【社長のためのブログ道】 vol.1 社長がブログに取り組む意義
久米信行氏の『社長のためのブログ道』は、「月刊 経営者会報」にて好評連載中です。詳細とご購読のお申し込みは、http://www.njh.co.jp/njs/keikai.htm をご参照ください。(編集部)
●“ホームページ三重苦”の克服(1)
久米繊維工業社長 久米信行
これから1年間の予定で、意欲的な経営者の皆さんに、ブログの驚くべきマーケティング効果と、楽しみながら続けるコツなどをご説明することになりました。
ブログとは、一口に言ってしまえば、「ウェブ上の日記」の体裁をした簡易なホームページです。しかし、私はそれだけにとどまらず、広報・営業にはもちろんのこと、人材採用・研修にまで大いに役立つビジネスツールだと考えています。
すでにブログを始めていらっしゃる方も少なくないとは思いますが、そうした方々にも役立つ連載にしていくつもりです。どうかよろしくお願いいたします。
ブログ人口は、100万人を超えたという統計もあり、増加の一途をたどっています。複数のブログを書いている人も多く、ブログの数だけなら600万以上ともいわれます。
少し前、「耐震偽装」というキーワードで検索すると、上位10位のうち、半数が個人のブログで、その他はほとんどが新聞社などマスメディアのサイトでした。メディアと個人が、対等に情報発信することが可能な時代になりつつある証といえるでしょう。
そういう時代に、社長が情報発信をしないとすれば、大変もったいない話だと思います。
多くの社長さんは、独自性のある商品やサービスを日々の努力で追求して、社員の方々を導いておられることと思います。このように、語るべき内容をしっかりもっている社長さんにこそ、社長ブログに挑戦していただきたいと思うのです。
もちろん、「会社のホームページがあるのに、なぜ多忙を極める社長自らブログを書かなくてはならないのか?」と素朴な疑問をもたれる方は少なくないでしょう。
しかし、社長ブログは中堅中小企業のホームページが抱えがちな「三重苦」を、社長自らの手で最小のコストで克服できる「究極のツール」になるのです。
次回以降は、そのことを具体的にご説明していきます。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。http://kume.keikai.topblog.jp/
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