久米信行の『言いわけばかりで動けない君に贈る33のエール』 | 経営者会報 (社長ブログ)
皆様がブログを書かれる際の心構えを中心にアドバイスします
- トップページ
- 【社長のためのブログ道】vol.15 社長ブログをすばやく簡潔に書く極意
【社長のためのブログ道】vol.15 社長ブログをすばやく簡潔に書く極意
●社長ブログをすばやく簡潔に書く極意
社長ブログをお勧めした時、
躊躇される社長さんが口にする理由のトップ3が
「時間がない」「書く内容がない」「文才がない」の「三ない」です。
ご心配されなくとも、三日、三か月、三年と続けるほどに上達することは、
多くの先輩社長の例が証明しています。
さらにブログには、通常の文章よりも「すばやく簡潔に書く極意」があります。
以下ご説明します。
■中身がわかる題名を
本文を読まなくても題名で記事の概要が伝わるのが
最良の心配りです。
多忙な読者にも親切ですし、
ブログの本文を短くすることにもつながるからです。
最初は、題名に主題を書くのは、
オチがわかってしまう気がして躊躇するかもしれませんが、
ブログに慣れるほど題名を大切にするようになります。
題名に会社名・商品名などのキーワードや流行語などを盛り込むことで、
読者の興味を惹くばかりか、検索エンジンの上位にも表示されると実感できるからです。
達人を目指すなら、新聞広告や電車の中吊り広告にある
週刊誌の記事名をチェックするのがお勧めです。
ご自身が読みたくなった記事の題名に
その極意が隠されているはずです。
■100行の文章より1枚の写真を
ブログが短くて済む最大の理由は
関連する写真を簡単に貼れることにあります。
1枚の写真が状況を文章以上に雄弁に物語ってくれるのです。
ブログには小さな画像しか貼れませんので、
プロの報道写真のような品質は不要です。
むしろ、少しピンボケぐらいの方が、生々しくてブログ的なのです。
デジカメを持ち歩くのが大変であれば、カメラ付き携帯電話でも十分。
私は携帯電話で撮影したら、そのまま自分のパソコンのメールアドレスに送ってしまいます。
その写真を後でブログを書くときに使うのです。
また、新聞や雑誌などを見ると、
報道写真の下に脚注としてコメントが添えられています。
この1行コピーは、本文よりもはるかに注目度が高いのです。
商品写真なら、商品名・特長・価格を、
設備の写真では装置名・機能・精度を、
人物の写真であれば、所属・お名前・ご紹介文を添えましょう。
たった1行でも本文で詳しく説明するよりも効果的です。
題名と同様に写真と脚注を工夫すれば、本文は簡潔にできるのです。
■最初の数行で5W1Hを
新聞記事を見ると、見出し・小見出しに続いて
全体概要が冒頭の数行で書かれています。
冒頭に記事の背景となる5W1Hが書いてあれば、
読者は、わかりやすい題名や写真+脚注と合わせて
記事の概要をすばやく把握できるでしょう。
■実体験の感慨を
冒頭で概略を伝えることができたら、
ブログで一番大切なメッセージを書きます。
それは、ご自身にしか書けない実体験情報と、
それを通じて得られた感慨や知恵などです。
ネット上に渦巻く多くの情報は
コピー&ペーストされた伝聞情報(二次情報)だといわれます。
そのなかにあって輝きを放つのは、
ご自身が体感し、感じ、考えたオリジナル情報(一次情報)なのです。
そのメッセージは簡潔で明解にして、1文節、1行~数行で十分でしょう。
■締めは関連URLリンクで
ブログの最後は、今回の記事に関連した、
より詳しいページへのURLリンクで締めましょう。
たとえば、商品紹介の記事ならば商品購入ページに、
取引先紹介の記事ならば取引先ホームページにリンクするのです。
そうすれば、読者はブログの記事で興味を持ったことについて、
より詳しいwebページに飛んで情報収集できます。
その結果、商品購入などの次のアクションに結びつくわけです。
また、メールはともかく、
ブログ記事の文末に電子署名をつけている人は少ないようです。
しかし、社長ブログでは、
社長名に加えて、会社のURLなども署名に加えてリンクしましょう。
私も一人でも多くの読者を会社のホームページにご案内したい一心で
毎回のブログ記事に電子署名を添えています。
■自社ホームページの画像をブログに活用する技法
ここで自社ホームページの画像をうまく活用するワザも記しておきましょう。
社長ブログの記事に、自社のお薦め商品や店舗などの画像を
貼り付けたいと思うケースは多いでしょう。
そんな時は、わざわざデジカメで撮影して
ブログに登録する必要はありません。
自社のホームページにある画像を流用して
リンク先を記載するだけで、記事に表示することができます。
その手順は以下の通りです。
①ホームページの中から表示したい画像を探す
②その画像に矢印を合わせマウスを右クリック
③開いたウインドウにある画像のURLをコピー
④ブログ記事の中で画像を貼りたい位置を選ぶ
⑤< IMG src="" >と入力
⑥< IMG src="" >の""の中にURLをペースト
※ブログ上で表記するために < や > と文字の間を一角空けていますが、
実際は詰めますのでご注意ください
これでブログに画像が表示されます。
たとえば、“”の中にhttp://kume.jp/img/kume_ileft01.gifと記載すれば
次のような弊社のロゴが表示されるのです。
私は、ワープロの単語登録を活用して
「いめ」と入力すれば < IMG src="" >と変換されるようにしています。
そうすれば毎回の入力が省けます。
次回は「ブログ三分法で自然なネットコミを喚起する」です。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。http://kume.keikai.topblog.jp/
社長ブログをお勧めした時、
躊躇される社長さんが口にする理由のトップ3が
「時間がない」「書く内容がない」「文才がない」の「三ない」です。
ご心配されなくとも、三日、三か月、三年と続けるほどに上達することは、
多くの先輩社長の例が証明しています。
さらにブログには、通常の文章よりも「すばやく簡潔に書く極意」があります。
以下ご説明します。
■中身がわかる題名を
本文を読まなくても題名で記事の概要が伝わるのが
最良の心配りです。
多忙な読者にも親切ですし、
ブログの本文を短くすることにもつながるからです。
最初は、題名に主題を書くのは、
オチがわかってしまう気がして躊躇するかもしれませんが、
ブログに慣れるほど題名を大切にするようになります。
題名に会社名・商品名などのキーワードや流行語などを盛り込むことで、
読者の興味を惹くばかりか、検索エンジンの上位にも表示されると実感できるからです。
達人を目指すなら、新聞広告や電車の中吊り広告にある
週刊誌の記事名をチェックするのがお勧めです。
ご自身が読みたくなった記事の題名に
その極意が隠されているはずです。
■100行の文章より1枚の写真を
ブログが短くて済む最大の理由は
関連する写真を簡単に貼れることにあります。
1枚の写真が状況を文章以上に雄弁に物語ってくれるのです。
ブログには小さな画像しか貼れませんので、
プロの報道写真のような品質は不要です。
むしろ、少しピンボケぐらいの方が、生々しくてブログ的なのです。
デジカメを持ち歩くのが大変であれば、カメラ付き携帯電話でも十分。
私は携帯電話で撮影したら、そのまま自分のパソコンのメールアドレスに送ってしまいます。
その写真を後でブログを書くときに使うのです。
また、新聞や雑誌などを見ると、
報道写真の下に脚注としてコメントが添えられています。
この1行コピーは、本文よりもはるかに注目度が高いのです。
商品写真なら、商品名・特長・価格を、
設備の写真では装置名・機能・精度を、
人物の写真であれば、所属・お名前・ご紹介文を添えましょう。
たった1行でも本文で詳しく説明するよりも効果的です。
題名と同様に写真と脚注を工夫すれば、本文は簡潔にできるのです。
■最初の数行で5W1Hを
新聞記事を見ると、見出し・小見出しに続いて
全体概要が冒頭の数行で書かれています。
冒頭に記事の背景となる5W1Hが書いてあれば、
読者は、わかりやすい題名や写真+脚注と合わせて
記事の概要をすばやく把握できるでしょう。
■実体験の感慨を
冒頭で概略を伝えることができたら、
ブログで一番大切なメッセージを書きます。
それは、ご自身にしか書けない実体験情報と、
それを通じて得られた感慨や知恵などです。
ネット上に渦巻く多くの情報は
コピー&ペーストされた伝聞情報(二次情報)だといわれます。
そのなかにあって輝きを放つのは、
ご自身が体感し、感じ、考えたオリジナル情報(一次情報)なのです。
そのメッセージは簡潔で明解にして、1文節、1行~数行で十分でしょう。
■締めは関連URLリンクで
ブログの最後は、今回の記事に関連した、
より詳しいページへのURLリンクで締めましょう。
たとえば、商品紹介の記事ならば商品購入ページに、
取引先紹介の記事ならば取引先ホームページにリンクするのです。
そうすれば、読者はブログの記事で興味を持ったことについて、
より詳しいwebページに飛んで情報収集できます。
その結果、商品購入などの次のアクションに結びつくわけです。
また、メールはともかく、
ブログ記事の文末に電子署名をつけている人は少ないようです。
しかし、社長ブログでは、
社長名に加えて、会社のURLなども署名に加えてリンクしましょう。
私も一人でも多くの読者を会社のホームページにご案内したい一心で
毎回のブログ記事に電子署名を添えています。
■自社ホームページの画像をブログに活用する技法
ここで自社ホームページの画像をうまく活用するワザも記しておきましょう。
社長ブログの記事に、自社のお薦め商品や店舗などの画像を
貼り付けたいと思うケースは多いでしょう。
そんな時は、わざわざデジカメで撮影して
ブログに登録する必要はありません。
自社のホームページにある画像を流用して
リンク先を記載するだけで、記事に表示することができます。
その手順は以下の通りです。
①ホームページの中から表示したい画像を探す
②その画像に矢印を合わせマウスを右クリック
③開いたウインドウにある画像のURLをコピー
④ブログ記事の中で画像を貼りたい位置を選ぶ
⑤< IMG src="" >と入力
⑥< IMG src="" >の""の中にURLをペースト
※ブログ上で表記するために < や > と文字の間を一角空けていますが、
実際は詰めますのでご注意ください
これでブログに画像が表示されます。
たとえば、“”の中にhttp://kume.jp/img/kume_ileft01.gifと記載すれば
次のような弊社のロゴが表示されるのです。
私は、ワープロの単語登録を活用して
「いめ」と入力すれば < IMG src="" >と変換されるようにしています。
そうすれば毎回の入力が省けます。
次回は「ブログ三分法で自然なネットコミを喚起する」です。
■くめ のぶゆき氏 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。http://kume.keikai.topblog.jp/
ボードメンバープロフィール
くめ のぶゆき氏
久米信行(くめ・のぶゆき)
1963年東京下町生まれのTシャツメーカー三代目。
慶應義塾大学経済学部卒業後、87年、イマジニア株式会社に入社。ファミコンゲームソフトのゲームデザイナー兼飛び込み営業を担当する。
88年に日興證券株式会社に転職し、資金運用・相続診断システムの企画開発、ファイナンシャル・プランナー研修で活躍。
94年に家業である久米繊維工業株式会社の代表取締役に就任。
日本でこそ創りえるTシャツを目指し、グリーン電力とオーガニックコットンを生かす環境品質と、
クリエイターとJapanCoolを共創する文化品質を追求。
個人的なTシャツコレクションも数千枚に及び、全国のTシャツアート展・ワークショップ・エコイベントを支援する。
明治大学商学部「ベンチャービジネス論/起業プランニング論」講師。NPO法人CANPANセンター理事。東京商工会議所墨田支部IT分科会長。社団法人墨田区観光協会理事。
著書に、10万部を突破した『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社)、
Amazonでビジネス3部門第1位を獲得した『メール道』と『ブログ道』(ともにNTT出版)がある。
連載は、「経営者会報」「日経パソコン」「日経ネットマーケティング」「日経トップリーダー」ほか多数。
Twitter ID @nobukume
facebook+YouTube nobukume
- 久米信行氏新刊の見本出来のお知らせと出版記念イベントのご案内 [07/05]
- 【新著連載】Q33.商品や自分を売り込むのが苦手です [07/04]
- 【新著連載】Q32.「お前がやれ」と言われると躊躇する [07/03]
- 【新著連載】Q31.人前で堂々と意見や主張を言えない [07/02]
- 【新著連載】前例がないことに挑戦できない [07/01]
- 【新著連載】Q29.見栄っ張りでプライドが高すぎる [06/27]
- 【新著連載】Q28.シナリオを描くには? [06/25]
- 【新著連載】Q27.現状に満足しないで生きたい [06/20]
- 【新著連載】Q26.自信のあるアイデアなのにうまく伝わらない [06/19]
- 【新著連載】Q25.公私混同のほうがうまくいく? [06/18]
- 【新著連載】Q24.社内の理解が得られない [06/11]
- 【新著連載】Q23.自分ひとりでがんばってもムダですか? [06/10]
- 【新著連載】Q22. 困ったときに人の力を借りるのが苦手です [06/07]
- 【新著連載】Q21. 新しいことをやりたいんです [06/04]
- 【新著連載】Q20.周りが消極的です [06/03]
- 【新著連載】Q19.仮説はどうやって立てればいいのですか? [05/28]
- 【新著連載】Q18.人と違った情報が得たい [05/27]
- 【新著連載】Q17.つきあう人の幅を広げたい [05/24]
- 【新著連載】Q16.すぐに現状に満足してしまう [05/23]
- 【新著連載】Q15.未来を見通す目がほしい [05/22]