久米信行の『言いわけばかりで動けない君に贈る33のエール』 | 経営者会報 (社長ブログ)
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【新著連載】Q15.未来を見通す目がほしい
15万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております! ぜひコメント、トラックバックをお寄せください。
Q.未来を見通す目がほしい
→A.その時代で一番面白い人が集まる場所へ行く
若い頃から、とるべきリスク=世のため人のためになり自分を磨くチャンス=が、はっきり見えている人は少ないでしょう。人一倍の熱意こそあっても、未来を見通す目や、世間とわたりあう知見が養われていないからです。
とるべきリスク=チャンスを見いだすためには、人生を通じて教えを受けたくなるような「師匠」を見つけることが大切です。そして「師匠」の周りに集う、次代を切り開く多様な達人たちと、積極的に交流することから、新しい人生が始まるのです。師匠や仲間と行動を共にしながら一緒に考え、未来を読み解く経験を繰り返すことで、挑戦すべきことが少しずつ見えてきます。そして、時期が来れば、師匠から「その山に登れ」と背中を押されたり、「一緒に登ろう」と誘われることでしょう。
●人生を変える「師」と巡り会えた勉強会
私も、師との出逢いなくして「今」は無かったはずです。もし縁者から届くメールマガジンで、橘川幸夫さんの名前が目に留まらず、勉強会に参加していなかったら、私の人生は変わっていたでしょう。不思議なことに、橘川幸夫さんが、その勉強会の講師をつとめたのも、私もその勉強会に参加したのも、その一回限りでした。たった一度だけの勉強会で「師」とめぐりあえたのは、まさに運命的ったと思います。
橘川さんは、学生時代に読んでいたロック雑誌『ロッキング・オン』の創刊メンバーでした。当日、胸を高鳴らせて勉強会場に向かう途中、私は道に迷ってしまいました。そこで、ばったり橘川さんと出くわしたのです。お互いに名乗ってもいないのに、橘川さんが「あちら」と指差したのを今でも忘れません。まさに象徴的な出来事でした。
その時、初めてお聴きした橘川さんの講演は、自己紹介だけで終わるという型破りのものでした。しかし、この人に付いて行きたいと思わせる何かがありました。名刺交換の際「教えを請いたい」とお伝えすると『企画書』というご著書を読むように言われました。その本を読んだ時の衝撃は、今も忘れられません。これからやりたいこと、やらなければならないことが、すべてその本に書いてあると感じたからです。
それ以来、橘川さんの事務所や、勉強会、パーティに通うようになりました。そこで出会う方々が皆すごいのです。ひと言で言えば、通常は「接点がまったく無さそう」な熱い老若男女が集まっていました。官僚、経営者、編集長、アーティスト、ミュージシャン、学生、よくわからない人…とにかく、元気で才気あふれる人ばかりです。橘川さん曰く「自分はお金はないけれど、人材グルメ」ということでした。私も、将来は、橘川さんのように、人が自然に集まってくる人生を送ろうと決意したのです。
●「その時代で一番面白い人たちが集まる場所」に身を置く
そして、橘川さんにご紹介いただいた数々のご縁で、私の人生は大きく開けました。
例えば、10年以上連載が続いている日経パソコンの「焦点」コラムは、橘川さんに、当時の藤田編集長をご紹介いただいたところから始まりました。ですから、橘川さんに会っていなかったら、コラムニストやビジネス書作家の「私」はいなかったのです。
憧れの師匠、日下公人先生とのご縁をいただいたのも、橘川さんのご縁なのです。橘川さんのシンクタンクの主任研究員・亀田武嗣さんが、私を日下先生の勉強会に呼んでくださったことが始まりでした。ご著書を愛読していた日下先生から直接教えを受けながら、ソフト化経済センターや社会貢献支援財団で、ご一緒に仕事をさせていただいているなんて未だに信じられません。これも、橘川さんの人財力のおかげです。
橘川さんの教えの中でも、私に一番大きな影響を与えたものは、常に「その時代で一番面白い人たちが集まる場所」に身を置く生き方です。ロックに始まり、パソコン通信、インターネット、街おこし、地域の食文化、教育に至るまで、橘川さんが興味を持つところには、常に時代の最先端の人たちが集まり、何か新しいことが始まっていったのです。私も、橘川さんにテーマをいただいたり、お手伝いをしているうちに、気がつけば自分の道を歩み始めていました。新しいことに挑戦しながら、橘川さんに近づこうとしているうち、リスクを恐れず前へ前へと進めるようになりました。
しかし、今、橘川さんにお会いしても、リスクをとりながら、未来を先取りする感性と活力には驚かされるのです。まだまだ追いつけない師がいることが幸せなのです。
A.その時代で一番面白い人が集まる場所へ行く
【バックナンバー】
Q08.若くて経験もなくて不安です
Q09.失敗するのが怖い
Q10.部下がいないうちは大きなことに挑戦できない?
Q11.自分の力不足をさらけ出すのが怖い
Q12.人から笑われるのが怖いんです
Q13.「とるべきリスク」とはどんなものですか?
Q14.もっと大きな仕事をしたい
Q.未来を見通す目がほしい
→A.その時代で一番面白い人が集まる場所へ行く
若い頃から、とるべきリスク=世のため人のためになり自分を磨くチャンス=が、はっきり見えている人は少ないでしょう。人一倍の熱意こそあっても、未来を見通す目や、世間とわたりあう知見が養われていないからです。
とるべきリスク=チャンスを見いだすためには、人生を通じて教えを受けたくなるような「師匠」を見つけることが大切です。そして「師匠」の周りに集う、次代を切り開く多様な達人たちと、積極的に交流することから、新しい人生が始まるのです。師匠や仲間と行動を共にしながら一緒に考え、未来を読み解く経験を繰り返すことで、挑戦すべきことが少しずつ見えてきます。そして、時期が来れば、師匠から「その山に登れ」と背中を押されたり、「一緒に登ろう」と誘われることでしょう。
●人生を変える「師」と巡り会えた勉強会
私も、師との出逢いなくして「今」は無かったはずです。もし縁者から届くメールマガジンで、橘川幸夫さんの名前が目に留まらず、勉強会に参加していなかったら、私の人生は変わっていたでしょう。不思議なことに、橘川幸夫さんが、その勉強会の講師をつとめたのも、私もその勉強会に参加したのも、その一回限りでした。たった一度だけの勉強会で「師」とめぐりあえたのは、まさに運命的ったと思います。
橘川さんは、学生時代に読んでいたロック雑誌『ロッキング・オン』の創刊メンバーでした。当日、胸を高鳴らせて勉強会場に向かう途中、私は道に迷ってしまいました。そこで、ばったり橘川さんと出くわしたのです。お互いに名乗ってもいないのに、橘川さんが「あちら」と指差したのを今でも忘れません。まさに象徴的な出来事でした。
その時、初めてお聴きした橘川さんの講演は、自己紹介だけで終わるという型破りのものでした。しかし、この人に付いて行きたいと思わせる何かがありました。名刺交換の際「教えを請いたい」とお伝えすると『企画書』というご著書を読むように言われました。その本を読んだ時の衝撃は、今も忘れられません。これからやりたいこと、やらなければならないことが、すべてその本に書いてあると感じたからです。
それ以来、橘川さんの事務所や、勉強会、パーティに通うようになりました。そこで出会う方々が皆すごいのです。ひと言で言えば、通常は「接点がまったく無さそう」な熱い老若男女が集まっていました。官僚、経営者、編集長、アーティスト、ミュージシャン、学生、よくわからない人…とにかく、元気で才気あふれる人ばかりです。橘川さん曰く「自分はお金はないけれど、人材グルメ」ということでした。私も、将来は、橘川さんのように、人が自然に集まってくる人生を送ろうと決意したのです。
●「その時代で一番面白い人たちが集まる場所」に身を置く
そして、橘川さんにご紹介いただいた数々のご縁で、私の人生は大きく開けました。
例えば、10年以上連載が続いている日経パソコンの「焦点」コラムは、橘川さんに、当時の藤田編集長をご紹介いただいたところから始まりました。ですから、橘川さんに会っていなかったら、コラムニストやビジネス書作家の「私」はいなかったのです。
憧れの師匠、日下公人先生とのご縁をいただいたのも、橘川さんのご縁なのです。橘川さんのシンクタンクの主任研究員・亀田武嗣さんが、私を日下先生の勉強会に呼んでくださったことが始まりでした。ご著書を愛読していた日下先生から直接教えを受けながら、ソフト化経済センターや社会貢献支援財団で、ご一緒に仕事をさせていただいているなんて未だに信じられません。これも、橘川さんの人財力のおかげです。
橘川さんの教えの中でも、私に一番大きな影響を与えたものは、常に「その時代で一番面白い人たちが集まる場所」に身を置く生き方です。ロックに始まり、パソコン通信、インターネット、街おこし、地域の食文化、教育に至るまで、橘川さんが興味を持つところには、常に時代の最先端の人たちが集まり、何か新しいことが始まっていったのです。私も、橘川さんにテーマをいただいたり、お手伝いをしているうちに、気がつけば自分の道を歩み始めていました。新しいことに挑戦しながら、橘川さんに近づこうとしているうち、リスクを恐れず前へ前へと進めるようになりました。
しかし、今、橘川さんにお会いしても、リスクをとりながら、未来を先取りする感性と活力には驚かされるのです。まだまだ追いつけない師がいることが幸せなのです。
A.その時代で一番面白い人が集まる場所へ行く
【バックナンバー】
Q09.失敗するのが怖い
Q10.部下がいないうちは大きなことに挑戦できない?
Q11.自分の力不足をさらけ出すのが怖い
Q12.人から笑われるのが怖いんです
Q13.「とるべきリスク」とはどんなものですか?
Q14.もっと大きな仕事をしたい
ボードメンバープロフィール
くめ のぶゆき氏
久米信行(くめ・のぶゆき)
1963年東京下町生まれのTシャツメーカー三代目。
慶應義塾大学経済学部卒業後、87年、イマジニア株式会社に入社。ファミコンゲームソフトのゲームデザイナー兼飛び込み営業を担当する。
88年に日興證券株式会社に転職し、資金運用・相続診断システムの企画開発、ファイナンシャル・プランナー研修で活躍。
94年に家業である久米繊維工業株式会社の代表取締役に就任。
日本でこそ創りえるTシャツを目指し、グリーン電力とオーガニックコットンを生かす環境品質と、
クリエイターとJapanCoolを共創する文化品質を追求。
個人的なTシャツコレクションも数千枚に及び、全国のTシャツアート展・ワークショップ・エコイベントを支援する。
明治大学商学部「ベンチャービジネス論/起業プランニング論」講師。NPO法人CANPANセンター理事。東京商工会議所墨田支部IT分科会長。社団法人墨田区観光協会理事。
著書に、10万部を突破した『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社)、
Amazonでビジネス3部門第1位を獲得した『メール道』と『ブログ道』(ともにNTT出版)がある。
連載は、「経営者会報」「日経パソコン」「日経ネットマーケティング」「日経トップリーダー」ほか多数。
Twitter ID @nobukume
facebook+YouTube nobukume
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